将来への不安

 昨日、義父のスマホ料金のカタがついた。

 義父より預かっていたスマホをカミサンが病院へ持っていったところ、担当看護師に呼び止められ、彼の状況の話があった。

 腹膜透析をするための管のような物を挿入する手術は無事に終了し、体調も安定しているので、病院側としては、そろそろ退院許可を出すことができるという。

 次に行くところはケアマネ傘下の病院と決まっているので、そこへの転院手続きを進めていくということでよろしいんですよね、との確認があった。

 とにかく、どこでもいいので、病院に入院させてもらえる間は、何とか経済的な心配をすることはなく、私たちも過ごすことができる。彼は身体障害者手帳を持っていたり、その他にも様々な状況があり、大変申し訳ないとは思っているが、病院にいる間はオムツ代と食費と、かなり国からの支援をいただいている医療費がかかってくる。

 施設に入るとなれば、腹膜透析もしなければならないので、いくらかかるのか未だによくわからない。当初の看護師の一声で、20-25万/月、などという話があったので、これ以上にはならないのだとは思うが、初期費用も何も払うことができないばかりか、義父の年金額から言って、正直払えるのは月に15万程度である。

 こればかりはケアマネ頼りの部分があり、カミサンとは、どこでもいいので、とにかく安いところに入れて欲しいと言っているのだが、今から考えてもしかたないので、なるようになれと思うようにしている。

 仮に予算が合わないとなれば、腹膜透析を断念すればいいだけのことだ。

 私たちが考えすぎてストレスを溜めてしまうのが一番よくない。特にカミサンは過去にうつ病を発症しているので、注意深く見守り、支えてあげる必要がある。

 義父が逝ってしまったなら、次には家の問題が発生する。今住んでいる義父名義の一軒家を相続しなければならない。借金はないようなのでこれはいいものの、手続きはわからないし、時間もお金もそれなりにかかるだろう。

 そこそこの評価額があるようで、固定資産税はそれなりにかかっている。これは義父の通帳を見るようになって、はじめてわかった。

 カミサンは、家を売ってその後も住み続けることができる制度を使って家を売却し、新しい車を買って、豊かな老後を有意義に過ごそうね、と言っているが、この仕組みも研究しなければ損をする可能性があるので要注意だ。

 これに加えて、東京の実家の私の親もどうなるかわからない。もう少しすると、いろいろな問題が出てきそうな気がして、今から心配しても仕方ないと思いながらも、やはり心配してしまう。

 私の年金は税込みで月に10万円程度しかない。これだって、あと数年後にもらえるかどうかの保証はない。

 私には貯金がない。病気をしてしまったら、どうにもならない。

 今の運転手の収入は、個人事業主の仕事の経費を払うのと、カミサンへ渡す生活費、車の維持費で、ほぼなくなってしまうのが現状だ。

 これに加えて固定資産税や冬の灯油代など、正直なところ現在は義父の年金があるから何とかなっているようなものの、義父が逝って私の代になったなら、生活は立ちゆかなくなることが目に見えている。

 私だってカミサンだって、いつまで働くことができるのかわからない。

 最悪は家を売ればいいのだろうが、その先どうすればいいのか、一時的にはいいのかもしれないが、この先を生きて行こうとするなら、あまりいい方法ではないと今は思っている。

 こんなことを考えていると、やはり安定したそれなりの収入を、インターネットの仕事で得ることができれば、どんなに楽かなと思う。

 それをやるための環境は整ってはいるし、私も一時期ではあるもののプロでやっていた経験があるものの、どういうわけか今ひとつ気合いが入らない自分に腹が立っている。

 もうあとがない。

 本気になって一日一日を頑張らねばと思っている。

 今日もがんばるです~