トヨタの返事は意外なものでした。

 注文したかった部品について、昨日夕方、モビリティーパーツさんから連絡があった。

 その回答に、すこし驚いた。

 回答は、「全てはイメージ通りで、そこに当該の部品はなく、写真を送ってもらったウォーターポンプの先端も、サーモスタットの先端も、本来は水が通らない、蓋がしてあるような状態の仕様になっている」とのことだった。

 本来はあるべきではない部品が付いている、ということだ。

 一瞬信じられなかったが、トヨタの看板を掲げている部品屋さんがわからなくて、トヨタのメーカーに聞いてもらい、帰ってきた答えなので、間違いはないのかもしれない。

 でも、私の車にはその部品がついている。

 現場と事務所との違いのような状態になってしまったが、ここで抵抗した所で、私の車の水漏れという問題が解決するものではない。

 丁寧に電話をくれた係の方に調べてもらったお礼を言い、「メーカーの見解はわかりました。水漏れに関してはこちらで汎用の物を探すようにしますね」という旨を伝え、電話を切った。先方も実際に車を見ているので、とても恐縮していたが、メーカーがこのような返事をしてきたのだから、仕方がないのである。一生懸命になって探してくれたので、私としてはそのお礼を言うべきだと思い、怒るのではなく、こちらも丁寧にお礼を申し上げた。

 水漏れは、日に日に状態が悪くなっている。部品を何とかするか、休みの日に行きつけの修理工場に駆け込むかしなければ、車は直らない。最近土曜日は仕事がある時が多いので、やはり自分で部品を揃えて、何とか休日に修理する方向で進めることにした。

 Amazonで抑えておいた部品は明日に届くようなので、両端を止めるクランプが必要だ。これをMonotaROで注文した。合計で3500円にならなければ送料500円がかかってしまうのだが、仕方ない。

 トヨタの純正部品をMonotaROで買うと、発送までに少し時間がかかってしまう。でも、これも仕方ない。誰かに頼むこともできないので、こうするしかないのだ。

 昨日、会社から家に向かう道と、今朝、家から会社に向かう道で、結構冷却水が漏れているのが確認できた。ホースが破裂してしまうと終わりなので、敢えてネジを締めたり、ホースの様子を見たりはしていない。

 しかし、メーカーの回答は驚きだった。どう見ても両方は繋がるようにできているのだが、それが否定されてしまった。

 私は高卒で東京トヨタに就職し、12年の間働いてきた。そんな事もあって、車に関してはトヨタをかなり信用していたのだけれど、ちょっと悲しい結果になってしまった。

 最悪は、近所の頼りになる修理工場に駆け込めばいいのだが、それは最終手段である。何とかこの状況を一人で乗り切るべく、奮闘を楽しむのだ。電気自動車になってしまったらこんな事もないと思うし…。と書いたところで、結構切羽詰まっているのだけれど、まあ、会社にも工場はあるし、今回も何とかなるだろう。